♪ 第17回 全日本吹奏楽コンクール


群馬県立高崎商業高等学校吹奏楽部(指揮=波戸場研二)
課題曲:吹奏楽のための音詩「南極点への序曲」 <岩河三郎>
自由曲:交響曲第4番 終楽章 <P.I.チャイコフスキー/サフラネック>
1969.11.16(日) 会場:名古屋市公会堂 大ホール


高校の部プログラム
課題曲:吹奏楽のための音詩「南極点への序曲」 <岩河三郎>

1 関西支部代表 天理高等学校吹奏楽団 (指揮:谷口真)
  交響詩「レ・プレリュード」 <F.リスト>
2 西部支部代表 福岡大学附属大濠高等学校吹奏楽部 (指揮:坂口雅教) 
  「トッカータ・マルツィアーレ」 <R.ヴォーン=ウィリアムズ>
3 四国支部代表 香川県立高松商業高等学校吹奏楽部 (指揮:佐倉好高) 
  組曲「惑星」より火星 <G.ホルスト>
4 関東支部代表 群馬県立高崎商業高等学校吹奏楽部 (指揮:波戸場研二) 
  「交響曲第4番」終楽章 <P.チャイコフスキー>
5 東北支部代表 秋田県立花輪高等学校吹奏楽部 (指揮:佐藤修一) 
  「トッカータとフーガ」 <J.S.バッハ>
6 中国支部代表 島根県立出雲高等学校吹奏楽部 (指揮:渡辺毅) 
  楽劇「神々のたそがれ」よりジークフリートの葬送行進曲 <R.ワーグナー>
7 北海道支部代表 室蘭大谷高等学校吹奏楽部 (指揮:児玉宏文) 
  交響詩「ローマの松」よりアッピア街道の松 <O.レスピーギ>
8 東京支部代表 日本大学第二高等学校吹奏楽団 (指揮:佐竹正義) 
  「オルガン協奏曲」1・7番 <G.ヘンデル>
9 東海支部代表 静岡県立浜松工業高等学校吹奏楽部 (指揮:遠山栄一)
  「トッカータとフーガ」 <J.S.バッハ>
10 北陸支部代表 富山県立富山商業高等学校吹奏楽部 (指揮:坪島照信)
  「交響曲第5番」フィナーレ <D.ショスタコーヴィチ>

バンドジャーナル(1970年1月号)掲載の講評
※ 高商に関する部分を抜粋して紹介します

【荒谷俊治 氏】
高校の部は昨年の福岡電波高のように感動的な演奏がなかった代りに、初出場六団体を含めて、全体の水準は高いところに集まっていた。
…(略)…
私の印象では高崎商(関東)花輪高(東北)出雲高(中国)福岡大濠高(西部)そして日大二高(東京)などの初出場組が近接した力量で充実した演奏を聴かせ、今後の活躍に楽しみをもたせてくれた。

【大橋幸夫 氏】
今年の高校は全体的に低調であった。初出場が多いので今少しハツラツとした明るい響きを期待しすぎたせいかもしれない。
…(略)…
高崎商業高校はどこといって悪い所はないのだが、何かしらせわしい音楽になってしまって、せっかくのフルートのりっぱなソロも生かされていないし、休符の扱い方も良くない。もっと大きなフレーズの扱いと、音をキープして各音を響かせることを頭においたらいかがか。

【飯塚経世 氏】
高校の部は高崎商業高が各セクションとも充実した精いっぱいの好演で、まだ音色のみがきが足りないが、飾り気のないすなおな情緒は充分認められよう。

昭和33年創部 群馬県立高崎商業高校吹奏楽部 OB・OG会